2009年6月20日土曜日

和声と「インベンション」の試み

私が中学生の頃、授業でよくクラシック音楽を聴きました。

中でも最初(中1の春の頃)に聴いたのが、この曲です。

アントニオ・ビバルディ作曲 和声とインベンションの試み 第一集 「四季」より春

クラシックについてよく知らなかった私は、なんだか長ったらしいタイトルだなと思ったものです。タイトルの意味すらよく分からなかったのですが、試験対策のために、意味も分からないまま暗記したものです(中学生にもなると、定期試験で音楽の試験が課されます)。

「和声とインベンションの試み」という意味も、当時は深くは考えませんでした。ただ意味も分からず暗記しただけです。しかし、今なら「インベンション」の意味は分かります。invention でしょう(※ innovation ではありません)。ですので、「和声とインベンションの試み」を「和声と『創意』の試み」と言う人もいます。こちらの方が分かりやすいです。私が中1の頃も、「和声とインベンションの試み」などと教えずに、「和声と創意の試み」と教えてもらいたかったところです。ABCを習い始めたばかりの中1生に、「インベンション」と言っても分からないでしょうから。

ちなみに、ビバルディは、「春」だけでなく、「夏」「秋」「冬」も当然作曲しています。先日、私は全て聴いたのですが、「夏」に違和感を感じました。なんだか悲しいメロディーで…。夏というと、現代日本人の私には、もっと明るくて、開放的なイメージがあるのですが。

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