2009年3月31日火曜日

「ドライブアットアース」は、文法上おかしいのでは

宮崎あおいが出演している三菱自動車のコマーシャル(まだやってるのかな?)に出てくるキーワード、「ドライブアットアース」が気になります。

重箱の隅をつつくようですが、「ドライブオンアース」が正しいのではないでしょうか?

実際、"drive at earth" で Google 検索してみたところ、27件しかヒットしなかったのに対し、"drive on earth" だと、8,330件もヒットします。英語を使う人々の間では、圧倒的に "drive on earth" が優勢です。

at という前置詞は、特定の地点を表します。地点というからには、比較的狭い、限られた場所です。この点を考えると、"drive at earth" は違和感を感じます。広い宇宙の中で、地球という地点で車の運転をしているということなのでしょうか。

一方、on という前置詞は、何かの上あたりにくっついているイメージです。車は地球の表面をくっつくように走っているわけですから、"drive on earth" が妥当のように私には思えます。

私は前置詞は苦手なので、もしかしたら間違いがあるかもしれません。

まあ、「ドライブアットアース」は、和製英語によるキャッチフレーズですから、あまり目くじら立てて「文法上おかしい!!」などと騒ぐような問題でもないと思います。英語にこだわりがある真面目な人ほどそういうことをしてしまうのではないかとも思うのですが、あまりうるさく言うと、人に嫌われます。

※ 「『ロードオブザリング』は、『ロードオブザリングズ』と複数形が正しい」と言っている人がいました。原題は、The Lord of the Rings と、複数形だそうです。

※ 内容を少し書き換えました。(2009年4月2日)

[追記]

この三菱自動車のコマーシャルは、正しくは、「Drive@earth」だということに、ようやく気づきました。(2009年6月22日)

2009年3月19日木曜日

英語圏の有料ウェブページ

英語の勉強も兼ねて英語圏のウェブサイトを見るのが好きですが、そうしたサイトの中には、コンテンツの一部を有料化したところがあります。

しかし、ひきこもりの私には十分なお金がなく、有料情報には手が出にくいです。

さらに、お金のあるなし以前に、私には支払いをすることが多くの場合難しいです。私の知る限り、英語圏のサイトでは決済にクレジットカードが求められることがほとんどなのですが、無職の私がカードなど持っているわけがなく、支払いができません。

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大学で経済学を専攻した私は、Financial Times(イギリスの経済紙)や Wall Street Journal(アメリカの経済紙)のウェブサイトがお気に入りです。しかし、どちらのサイトも無料では一部のページしか見ることができません。

このうち FT は、誰でも月3記事であれば無料で読むことができ、また、無料登録をすれば月10記事を読むことができます。しかし、月3~10記事は少ないです。つい最近までは、無料登録で月30記事を読むことができたのです。

一方、WSJ については、以前はほとんど有料記事ばかりだったのですが、この頃は無料化が進んでいます。メディア王・Rupert Murdock 氏の影響でしょうか。

それにしても、無料でどれだけ読めるかということばかり関心が向くこの根性、良くないなと思うことがあります。

※ 英字新聞のウェブサイトには、無料でも全て読むことができるサイトもあります。

2009年3月17日火曜日

和文英訳と自由英作文

中学、高校、大学(教養課程)と「英作文」を習いましたが、その実は、多くが「和文英訳」でした。

要するに、予め日本語の文を与えられて、それを英文に訳すというものです。

いま私が英語ブログで試みているのはそうではなくて、一から英文を生み出す、言ってみれば「自由英作文」(受験用語?)です。

学校では(少なくても私は)和文英訳をさせられることが多かったのですが、社会に出て英語を使っている方は、自由英作文をすることが多いのではないかと思います。

そういうわけで、私は以前より自由英作文をやってみたくて仕方がありませんでした。実際始めてみると、これまでの勉強の蓄積を生かして、自分が思うとおりの文章を自由に英文で表現するのは、なかなか面白いものです。

もっとも、英文ライティングの力を伸ばすには和文英訳と自由英作文、どちらの勉強が効果的なのか、私には分かりません。

あまり和文英訳ばかりやっていると、いつまで経っても「英文を書くときは、まず日本語文を頭に浮かべて、次に英文に訳す」という癖が抜けないような気もするのですが、本当に和文英訳の練習にそのような弊害があるのかどうかは、私には分かりません。

昔やっていた和文英訳の独習、つまり、与えられた和文を英文に訳して、それを模範解答例と照らし合わせるというのも、学習効果が大きそうではありました。自由英作文には模範解答例がなく、しかも私は独学でやっているので、添削する人もいません。今のままの方法でも学習効果はあろうとは思うのですが。

2009年3月10日火曜日

一緒に勉強する仲間、ライバル

ひきこもりながら英語を勉強する私の弱点は、一緒に勉強する仲間、ライバルがいないことかもしれないと思うことがあります。こうした仲間、ライバルができると、勉強がはかどるという話を耳にすることがあるからです。

ひきこもり者が一緒に勉強する相手を探すことが果たしてできるのでしょうか。

私はひきこもりのデイケアに通っているので、そうした場で、「富重さんに影響されて、英語の勉強を始めました」という人に出会ったこともないではありません(もっとも、この人はその後間もなく、デイケアを卒業してしまいました)。

最近はインターネットの普及により、ひきこもりながらでも、勉強仲間を探すこともできるようになりました。しかし、ネットで見かける英語学習者は、多くの場合何らかの学校に通っていたり仕事をしたりしているでしょうから、そうした人がひきこもり者をまともに相手にしてくれるだろうかという不安もあります。自分は本当はひきこもっているのに、「○○大学に通っています」などと嘘をつく方法もないことはありませんが…。

もっとも、私のような、人の影響を受けやすい者の場合、誰かと一緒に英語を勉強すると、それが加熱して、やりすぎてしまう危険もあります。英語の勉強も大事ですが、私にとってはそれ以外にもしなければならないことがあり、そのあたりの優先順位が仲間やライバルの影響で狂ってしまってもいけません。

いろいろ考えてしまいますが、現在のところ、私は一人で地道に勉強を続けたいと思っています。