2009年2月25日水曜日

自然な英文、連語(コロケーション)

■ 自然な英文を書くのに時間がかかる

拙い英文ブログを2つ書いています。

しかし、私はネイティブではない上、語学力も乏しく、英文ライティングは時間がかかって仕方がありません。もっとも、うまく英語が書けないからこそ、勉強のために書いているわけですが。

和文英訳は中学~大学でも勉強したのですが、現在英文ブログを書く際には、当時以上に自然な英文を書くよう意識しています。そのため、英語ブログを書くのにますます時間がかかっています。

■ 例えば、連語(コロケーション)

典型的なのは、連語(コロケーション)の問題です。つまり、単語と単語の結びつき、相性の問題です。例えば、「辞書を調べる」という場合、「『調べる』とは "examine" だな。"examine a dictionary" でいいだろう」と思ったら大間違いです。そんな言い方はしません。"check a dictionary" や "consult a dictionary" などの言い方が正しいです。

※ 「ホームページビルダー」というソフトは有名ですが、実際、英語圏の人は "build a website" という言い回しを使います。日本人の感覚からすると「ウェブサイトを建てる」なんて変だなあと思います。こうした連語の感覚の違和感は、英語を勉強しているとよく感じます。

■ 連語辞典や検索エンジンで自然な英文かどうかチェック

このような自然な英文を書くためには、連語辞典(コロケーション辞典)や、検索エンジンが有用です。ネイティブチェックができればなお良いのですが、いちいち個人的なブログを書くのにネイティブの方に見ていただくのは気が引けますし、だいいち、ひきこもりの私にはそんな友人もいません。

連語辞典には、『英和活用大辞典』という本格的なものがあるのですが、残念ながら私には高すぎて手が出ません(勉強のためにはお金に糸目はつけたくないのですが…)。Oxford Collocations Dictionary for Students of English という比較的安価なものを使っています。

また、検索エンジンも有用です。例えば "examine a dictionary" で検索してみると、このような表現は、ほとんど誰もを使っていないことが分かります(""でくくって検索するのがポイントです)。ただし、検索エンジンでヒットするページは、インフォーマルな個人のブログからフォーマルな学術論文まで様々です。ちゃんとした英文を調べたいなら、site:edu とか site:gov などのように、教育機関や政府機関のウェブサイトに限定するなどして調べると良いです。

■ むすび

連語の問題は、私が受けた学校教育では教わらず、昔は気にせず和文英訳をしていました。今はいちいち連語を調べているので、英作文に大変な時間がかかります。そういうわけで、英文ブログの更新が遅くてもカンベンしてください。

英語をペラペラ話せる人は、連語も全て頭に入っていて、瞬時に適切な英文が出てくるのでしょうか。私には真似できそうもありません。

2009年2月19日木曜日

英語を勉強して、どんな利益があったか

ひきこもりの私が、英語を勉強して、一体どんな利益があったのでしょうか。

■ 目標ができた

まず、目標ができ、生活に張りが生まれたことが挙げられます。どうせひきこもるなら、漫然とした生活を送るよりも、何か目標を持っていた方がましでしょう。

■ 英文HP、英字新聞・雑誌(主に電子版)、洋書、英語の論文等を読むことができるようになった

これにより、日本語圏の読み物のみに触れていては得ることのできない情報を得ることができるようになりました。

このこと自身、自分の視野を広めるのに役立ちました。

さらに、この海外の情報を材料にブログを書き、広告収入を得ることにも成功しています(収入の額は聞かないで下さい)。英語圏の情報をも仕入れることができるようになったため、話の引き出しが増えました。参考にできる資料も増えました。分野によっては、英語圏の情報を紹介すると大変ありがたがられます(英語圏で研究が進む場面緘黙症など)。

■ 英語のブログを書くことができるようになった

英語のブログを書き、海外に情報を発信できるようになりました。また、このブログを通じて、海外の人(非英語圏の人含む)とメールを通じて情報交換をすることができるようにもなりました。

■ 日本語の理解が深まった

多言語を勉強することにより、日本語を相対的に見ることができるようになり、日本語の理解が深まりました。

「外国語を知らない者は、自国語も知らない」(ゲーテ)

* * * * * * * * * *

なお、ひきこもりの人にとって最も大きな関心事の一つは就労だろうと思うのですが、私の英語の勉強は就労には結びついていません。

2009年2月11日水曜日

私が英語を勉強する理由

ひきこもりの私が、どうして英語を勉強するのでしょうか。その理由を挙げます。

■ 何もしないよりも、何か勉強しながらひきこもった方がましだろうと思ったから

私は、いつも何か勉強していないと、気が済まない性質です。

■ 英語なら、ひきこもりながらでも勉強できるだろうと思ったから

小額のお金さえあれば、ひきこもり者でも、NHKの英語講座で英語を勉強することができます。何も英会話学校に通って勉強するだけが能ではないのです。NHKの英語講座は、馬鹿にできません。私の知人の知人には、NHKの講座のほかに特別な勉強はこれといってしなかったにもかかわらず、英語がペラペラの人がいます。また、ネット情報で定かではないのですが、NHKの「やさしいビジネス英語」(現・「実践ビジネス英語」)以外、ほとんど何も勉強しなかったにもかかわらず、英検1級を取得したという話も聞きます。

また、インターネットができる環境であれば、ひきこもり者でも、生の英語に触れることが簡単にできます。Amazon.co.jp の登場により、洋書の購入も敷居が低くなりました。全国の英語学習者は、インターネットが普及して大変大きな恩恵を受けたことだろうと思います。

■ 四年制大学を卒業した者として、英語がちんぷんかんぷんではまずいと思ったから

特に私は経済学部を卒業しましたからね。経済学はアメリカが本場ですし。英語圏のメディアには、経済について面白い情報がたくさんあります。

■ 中学~大学時代にかけて多くの時間をかけて身につけてきた語学力をさび付かせるのは、もったいないと思ったから

もっとも、語学力を維持・向上させるには、多くの時間とお金が必要です。むしろ語学力なんてさび付かせてもいいから、英語を勉強する時間とお金を、もっと別の方面に役立てた方が自分のためになることだってあります。

こういう次第なので、私は軽い気持ちで英語の勉強を始めようと言い出すひきこもり者には、「やめた方がいい」と言っています。