2011年4月10日日曜日

英字新聞の1部売り

最近、たまにキヨスクに寄ったとき、英字新聞を1部買っています。一時期もこうしたことを続けていたのですが、久々に再開しました。地方には英字新聞がなかなか店頭販売されておらず、定期購読以外の方法で入手するのは簡単ではありません。

ネットの新聞に比べ、紙の新聞は一覧性に優れていますし、目に優しく、じっくり読みやすい点がよいです。ここに、紙の英字新聞を買うメリットがあります。もちろん、電子版にも優れた点があるので、現在ではネットの英字新聞も平行して読んでいます。

2011年4月現在、日本の新聞社が発行している紙の日刊英字新聞は、次の2紙です。

○ The Japan Times
○ The Daily Yomiuri

かつては Herald Asahi という、朝日新聞の英訳版と International Herald Tribune(New York Times の国際版)を併せた新聞もあったのですが、2011年2月末に朝日新聞社が撤退し、廃刊になりました。IHT は、現在日本でも1部170円で発売されています。

私の住む地域では、以前より、私の知る限り JT と Yomiuri しか店頭では販売されていませんでした。以前は、私は JT を買うことが多かったです。読売新聞の英訳記事が多い Yomiuri とは違い、JT は一から英文を起こして書いており、それが魅力的に思われたからです。だが、最近は Yomiuri を買うことの方が多いです。Yomiuri は、曜日によっては、海外の有力紙のサプリメントを数ページにわたって載せており、それに惹かれるです(他の記事もいいですが)。それに安いですし。

心情としては、JT にも頑張ってもらいたいところです。日本最古の英字新聞ですし、一から英文起こして書いている新聞社ですし。ただ、JT は最近急に値段が高くなったのが気になります。昔買ってたときは(2004年頃)150円だったのですが、今は180円です(Yomiuri は10円値上げの130円)。あの高級な IHT よりも高いです。経営が厳しいとか、そういうのでなければいいのですが。私も、ブログで「頑張ってもらいたい」と書くだけでなく、買わなきゃいけません。

でも、本当は JT や Yomiuri よりもいいですが、Financial Times や Wall Street Journal を買って読んでみたいです。こんな田舎では、売ってません……

[英字新聞の正しい用途]

○ 包装紙として使う
○ 大学受験会場で読んでるふりして、ハッタリをかます(難関大学では無効)

2011年4月6日水曜日

私は英文を訳して読んではいないぞ

私が英字新聞や洋書を読んでいることを知ると、私が英文を訳して読んでいると思い込む人が時々いて、驚かされます。

しかし、そうしたことは原則していません。私は英文は英文のまま理解して読んでいるのです。英英辞典を積極的に活用しています。例外的に、よほど難しいと感じる構造の文章に出会った場合などは、和訳してみることがありますが、普通はわざわざ和訳はしません。

というのも、第一に、英語を日本語に訳して読む癖をつけると、英文を読むのに時間がかかってしまうと考えるからです。英字新聞なんて読みたい記事が山ほどあるのに、いちいち訳して読んではいられません。第二に、英語で書かれたことを日本語に訳して理解するのは、根本的に限界があるからです。第三に、翻訳しながら読む癖がついてしまうと、リスニングの際にも翻訳してしまう癖がついてしまいそうだからです。翻訳しながらリスニングをすると、速度の速いものにはついていきにくくなります。最後に、私は別に通訳や翻訳家を志望しているわけではないからです。

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それにしても、どうしてこのような誤解を何度も受けてしまうのでしょう。

こうした思い込みをする人は、概して、高校や大学等を卒業すると同時に英語の勉強も卒業し、それ以降、ほとんどあるいは全く英語の勉強をしていない人です(それが悪いというつもりは、もちろんありません)。

推測ですが、これは学校教育が関係しているのではないかと思います。おそらく彼ら彼女らが学校で受けた英語の授業(特にリーディング)は、与えられた英文を訳す作業が主だったのでしょう。このため、英文を読むというと、訳読のことと思い込んでいるのではないかというのが、私の見立てです。

もっとも、もしこうした誤解を受けてしまったとしても、私に不利益になることはないので、気にする必要もないのかもしれません。

※ 別に私は、英文和訳全否定論者ではありません。