2010年8月21日土曜日

Oxford Dictionary of Englishにhikikomoriが掲載

Oxford Dictionary of Englishイギリスの辞書 Oxford Dictionary of English (ODE) の最新版に、日本語由来の hikikomori が掲載されたということで、日本でもニュースになっています。

このことは、先に、The Guardian などイギリスのメディアも報じていました。hikikomori 以外にも、様々な新語が掲載されたと紹介されています。

日本語圏でいうひきこもりは、英語圏ではそのまま hikikomori と訳されているのを見かけることは、確かに多いです。ただし、hikikomori の語が用いられる場合、多くはともに hikikomori とはどういうものか簡単な解説がついています。

ODE はイギリスの大型辞典です。最新版では355,000項目を収録し、ページ数も2,000ページ以上からなります。同じ出版社(Oxford University Press)が発行する老舗辞書の Concise Oxford English Dictionary よりもさらに規模が大きいです。1998年に最初に出版された The New Oxford Dictionary of English が前身で、Oxford 系英語辞典としては比較的若い辞書です。私は所持してはいません。

この辞書に hikikomori の語が掲載されたことが日本でニュースになるということは、この辞書はそれだけ重要な辞書ということなのでしょうか。私は ODE は、出版社が力を入れているということは感じていたですが、なにしろ比較的歴史の浅い辞書なので、そこまで重要には思っていませんでした。勉強不足だったのかもしれません。

この ODE と、New Oxford American Dictionary という大型米語辞典をもとにしたオンライン辞書サイトが Oxford Dictionaries で、私も時々利用しています。ここには hikikomori の語も載っています。語法や用例、そして語源の情報がよく載っている辞書サイトですが、それでも学習者用には、Oxford Advanced Learner's Dictionary の方が適していると感じます。Oxford Dictionaries はネイティブ向け。

2010年8月18日水曜日

The21 の英語特集

やや遅い話題ですが、PHP研究所から出ている雑誌『The 21』9月号に、英語学習の特集がありました。「海外経験ゼロでも英語ができる人はどのように勉強したのか?」というタイトルに、海外経験ゼロのひきこもり英語独習者の私は惹かれ、購入しました。ただ、「いまからでも間に合う!やり直し『英語勉強法』」というサブタイトルにもあるように、英語を勉強し直そうと考えているビジネスパーソンを主な対象とした特集でしたが、とりあえず読んでみることにしました。

英語教育のプロではなく、実際に英語を身につけてビジネスの世界等で活躍されている方に勉強法を聞き出す部分が巻頭記事になっているところが、いかにもビジネス誌らしかったです。この巻頭記事は、野口悠紀雄氏や勝間和代氏など、錚々たる(そうそうたる)顔ぶれです。もちろん、英語教育のプロによる英語学習法指導にもかなりのページが割かれてあります。

どこかで聞いたことがあるような話も多かったのですが、様々な英語学習の方法論を読み、自分の今の勉強法でよいのかどうか見直すよい機会になりました。こうした話を読むと、英語学習のモチベーションも上がるというものです。やはり英語を使える方は、よく勉強されています。すぐにでも楽に英語ができるようになるとか、そうした甘い話はありませんでしたが、かえって好感が持てました。分量も多く、お勧めアプリやブックガイドまであり、この特集で550円という価格は高くはありません。

それにしても、狙ってかどうかは分からないのですが、楽天の英語社内公用語化が発表されて間もなくこの特集が出たのは、タイムリーです。

2010年8月9日月曜日

やさしい文法英語(品詞編)

■ 文法:grammar ※grammer と綴らないよう注意。また、glamour は性的魅力。

■ 品詞:part of speech

■ 動詞:verb
◇ 他動詞:transitive verb ◇ 自動詞:intransitive verb
◇ 過去:past tense ◇ 過去分詞:past participle

■ 名詞:noun
◇ 可算名詞:countable noun ◇ 不可算名詞:uncountable noun
◇ 単数:singular ◇ 複数形:plural

■ 代名詞:pronoun ※pro(on behalf of)+noun

■ 形容詞:adjective
◇ 限定用法:attributive use ◇ 叙述(述語)用法:predicative use

■ 副詞:adverb ※ad(to)+verb。形容詞もadnounにすればいいのに。

■ 前置詞:preposition

■ 接続詞:conjunction

■ 間投詞:interjection

* * * * * * * * * *

■ 助動詞:auxiliary verb

■ 数詞:numeral

■ 冠詞:article
◇ 定冠詞:definite article ◇ 不定冠詞:indefinite article

[コメント]

品詞を英語でどう言うかは、特に英英辞典を使うときに知っておくと便利です(上から目線)。特に、verb、noun、adjective、adverb、それから、transitive、intransitive、countable、uncounatable、singular、plural あたり。限定用法については、attributive use などと専門用語を使わず、分かりやすく usually before noun とか only before noun などとする解説を私はよく見かけます。ただ、英英辞典では、例えば名詞を n とするなど、略称が広く使われています。もっとも、こうしたものは英英辞典を使っているうちに自然と覚えるかもしれませんが。

英語で書かれた文法書を読む際にも、こうした用語を知っておいた方がよいことはもちろんです。

それから、私が聴いているNHKラジオ「実践ビジネス英語」のクリスさんの解説の中にも、よく品詞の英語名が出てきます。