2009年4月7日火曜日

International Herald Tribune のウェブサイトが

International Herald Tribune(インターナショナル・ヘラルド・トリビューン)という英字新聞があります。高級紙で、内容は難しめです。

日本では朝日新聞と提携し、IHT と朝日新聞の英訳版を合わせた Herald Asahi という名で販売されています。

IHT は以前、The New York Times と The Washingtonpost が共同所有していたそうですが、私が初めて IHT のことを知ったときには、NYT の傘下に入っていました。

NYT の傘下とあって、自らを "The Global Edition of The New York Times" と位置づけていました。当時の IHT のウェブサイトを見ると、NYT と同じ記事が数多くありました。日本のひきこもりを紹介した NYT の記事 "Shutting Themselves In" も、IHTのウェブサイトで見かけました(一時、写真つきでトップ掲載されたこともあります)。そのほか、独自の記事や通信社から入ってきたニュースで構成されていました。

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その IHT のウェブサイトが、この春、突然 NYT と変わらないサイト構成になっていて驚きました。NYT グローバル版の Martin Gottlieb 氏がいろいろ説明していますが…。

Talk to the Newsroom: Global Edition Editor
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これも合理化らしいです。NYT は本社ビルを売却するなど経営が悪化していて、先日も、傘下の The Boston Globe が休刊の危機にあるというニュースが報道されました。このことも関係があるのでしょうか。

IHT のサイトに親しんできた私には残念な話で、戸惑いも感じます。ですが、このまま使い続けるほかありません。もしかしたら、案外今の形の方が便利でよかった、ということにもなるかもしれません。

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