イギリスの辞書 Oxford Dictionary of English (ODE) の最新版に、日本語由来の hikikomori が掲載されたということで、日本でもニュースになっています。
このことは、先に、The Guardian などイギリスのメディアも報じていました。hikikomori 以外にも、様々な新語が掲載されたと紹介されています。
日本語圏でいうひきこもりは、英語圏ではそのまま hikikomori と訳されているのを見かけることは、確かに多いです。ただし、hikikomori の語が用いられる場合、多くはともに hikikomori とはどういうものか簡単な解説がついています。
ODE はイギリスの大型辞典です。最新版では355,000項目を収録し、ページ数も2,000ページ以上からなります。同じ出版社(Oxford University Press)が発行する老舗辞書の Concise Oxford English Dictionary よりもさらに規模が大きいです。1998年に最初に出版された The New Oxford Dictionary of English が前身で、Oxford 系英語辞典としては比較的若い辞書です。私は所持してはいません。
この辞書に hikikomori の語が掲載されたことが日本でニュースになるということは、この辞書はそれだけ重要な辞書ということなのでしょうか。私は ODE は、出版社が力を入れているということは感じていたですが、なにしろ比較的歴史の浅い辞書なので、そこまで重要には思っていませんでした。勉強不足だったのかもしれません。
この ODE と、New Oxford American Dictionary という大型米語辞典をもとにしたオンライン辞書サイトが Oxford Dictionaries で、私も時々利用しています。ここには hikikomori の語も載っています。語法や用例、そして語源の情報がよく載っている辞書サイトですが、それでも学習者用には、Oxford Advanced Learner's Dictionary の方が適していると感じます。Oxford Dictionaries はネイティブ向け。
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