電子辞書はどうか知りませんが、紙の英和辞典や和英辞典、英英辞典には、巻末や巻頭に付録がついていることが多いです。思えば、私、これをほとんど読んでいません。みんな、読んでいるのでしょうか。
付録の中にはなかなか面白いものもあります。例えば、『ウィズダム和英辞典』の巻末付録には、「句読法」「自己紹介のポイント」「イーメールの書き方」など、英文ライティング上の実践的なテクニックがコンパクトにまとめられています。また、Oxford Advanced Learner's Dictionary(第7版)には、巻末に100ページ以上にわたる付録があり、固有名詞、文法、英文ライティングほか、英語を学習、運用する上で役立つ様々なことがまとめられています。『リーダーズ英和辞典』(第2版)などは、学習用辞典ではないので付録などないだろうと思いきや、世界史年表がついています。なお、付録でよく見かけるのは地図ですが、これはあまり実用的でなく、それほど面白いとは私は思いません。
付録の中で紹介されているものの中には既に知っている知識もあるのですが、ところどころ抜けている知識もあります。これらが完璧に頭に入ると、力になるだろうと思われます。ひょっとすると、これらの付録があると、下手な参考書は買う必要がないのではないかとも思えるほどです。
これらを読まないとは、もったいないような気もします。私などはバラエティ豊かな学習英和、和英、英英辞典を買う時に、選ぶ基準の一つに付録の充実度を挙げることもあるのに、いざ買ってみると読まないのです。辞書を買ってしばらく経つと、付録の存在そのものを忘れてしまっているように思います。
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