2009年6月22日月曜日

「翻訳書出るのを待ってては遅い」

大学の教養課程を終え、しばらく英語の勉強をさぼっていた私が、英語の勉強を再開するときのきっかけの一つとなったのは、ある親戚(社会人)の一言でした。

「だいたい多くの分野では、日本よりもアメリカの方が進んでいて、アメリカで起ったことを日本が遅れて模倣している。ある分野で抜きん出るためには、他のライバルよりもいち早くアメリカの情報を入手しなくてはならない。そのためにも、英語をしっかり勉強して、洋書は原書のままで読めるようになるべき。翻訳書が出るのを待っていては遅い」

そんなにアメリカってすごいのだろうかという疑問も少し感じたのですが、いずれにせよ、翻訳書が出る前に情報をいち早く入手すると、英語が読めない人よりも一歩リードできるかもしれないとは思いました。

しかし今の英語力の私では、翻訳書が出る前に原書を買っても、英文を読むスピードが決定的に遅いですし、加えて、下手をすると積読をしてしまうこともあるので、原書を読み終えたときには邦訳書が発売される寸前だったとか、そうしたことが何度かありました。

いつしか、イギリスの経済紙 Financial Times が日本について社説で面白いことを述べていたので(電子版で確認)読んでいたところ、1~3日後にその社説を日本のメディアが大々的に報じたなんてことがありました。自分は日本で話題になる前から Financial Times の社説を読んでいたと、ある友人に自慢したのですが、この程度のこと、大した自慢にもならないような気もします。

なんにせよ、英語を読めると、今回のことも含めて、色々とベネフィットがあることは確かだろうと思います。もっとも、英語力を維持・向上させるために必要なコスト(時間とお金)も、ばかにならないのですが…。

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